2017年02月19日

ベイシティーコップ ジョン カスタム

CMC M29(亜鉛合金製モデルガン)ベースのセンチネルアームズ ベイシティーコップ ジョンカスタムです。
当工房では、こう言うカスタムも可能です。
このモデルでは亜鉛合金製モデルガンをメッキ剥離後にカスタムして再メッキしてあります。
シルバーメッキ状態では違法になる為、最終的に白または黄色のスプレー(塗装)を施すか、1枚目の上の写真のような金色のメッキにする必要があります。
下の艶消しシルバーの写真はタナカベース(樹脂製)の旭工房様作のジョンだそうです。
現在、当工房では金属製コクサイM29ベースで同じカスタムを製作している最中です。
CMCベースではバレルも10mmまで超硬インサート削って彫り込んであります。
超硬インサートを削れるからと言って、10mmを超えるバレルの掘り込みやシリンダーのインサートの彫り込み(シリンダーのインサート除去も含め)は行えませんので予めご了承ください。
ちなみに現行法ではバレル内部(凹み)を彫り込めるのは10mmまでとなっています。
この10mmと言う法律はバレル先端から見て内部が詰まっていると言う確認の為かと思われます。
当工房では法律を遵守した加工しか行っていないので安心して加工をご依頼ください。
話が横に反れてしまいましたが、勿論、このジョンのカスタムでもコクサイのM29 8.357インチ→6.5インチのカスタム同様ダミーライフリングを再現してあります。
このセンチネルアームズのジョンは亜鉛合金製モデルガンに再メッキした物ですが、現段階で当工房にて行える加工は、メッキ剥離→パーテーション除去、表面仕上げで合法処理(スプレー塗装)等までで、銅下メッキを経てのニッケルメッキ等は現段階でお受け出来ません。
亜鉛合金各部のエッジが酷くダレたり、メッキの浮きが見られたりする為です。
古い亜鉛合金は粒間腐食の関係で、昔鋳造した物はメッキ剥離して再仕上げしても再メッキするにはまだまだ高いハードルがあります。
比較的良い亜鉛合金を使っていたと言われるCMCですらこの状態です。
他のメーカーの亜鉛合金製モデルガンに再メッキすれば、その結果は見るまでも無いでしょう。
リボルバーのコクサイと呼ばれた時代の亜鉛合金はもっと良い物を使っているようです。
ランパントクラシックはJIS規格の亜鉛合金を使っているそうですが、新品でのメッキも皆さんご存知のような有様です。
亜鉛合金ダイキャストにメッキをすると言うのは昔から難しいそうで、ほんの1〜2社の僅かなメッキ工場でしかメッキ出来無かったそうです。
当工房で納得の行くレベルに達したら再メッキの依頼を受けられるようになるかも知れません。
この手のカスタムをしたオーナー様は、カスタムに手を染めてしまったのが運の尽きで(笑)、必ずと言って良い程、再度いじりたくなるのが常であるので、もしも再メッキするならば100%近く納得された際で良いと思われます。
現在では、メッキ調の非常に良いスプレーも存在します。
下地をきちんと処理すれば、それこそメッキ調スプレーでもメッキにかなり近づける事も可能です。
再メッキを施してしまえば、また、いじりたくなった時に再度メッキ剥離をしなければならず、その手間たるや想像を絶します。
ただし金属製モデルガンの場合はスプレー塗装でも、シルバーは違法になりますが・・・・・。

亜鉛合金製モデルガンはメタルガスガンとカテゴリーが元々違う為、フルメタルガスガンのようにオートの場合はスライドとフレーム、リボルバーの場合はシリンダーを外して分解したとしても合法にはなりませんので取り扱いにご注意ください。








  


Posted by マホガニー工房  at 00:59亜鉛合金製モデルガン